【第1話】かくして彼はニートとなる

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今ここ 【第1話】かくして彼はニートとなる
【第2話】泣いて吐くほど辛い経験が僕を成長させた
【第3話】ニートが100万ぶっこんだら起業してしまった話
【番外編】就職という道を捨てた人間の末路。僕はここから始まった。

学校が辛い

もう行きたくない

そして、ある日の朝

僕は神社に隠れていた

この無邪気な小学生はクラスに一人はいる変な奴

僕は埼玉で生まれ、隣の県のド田舎で育った。
自然に囲まれたのどかな土地。
周りを見渡せば山ばかり。

小学校は全校生徒100人もいないし、最寄りのコンビニは歩いて30分かかる。
ちょっぴり不便だけど、
まぁ、田舎には田舎の良さってのがある(と思う)。

小学生の頃は友達と走り回ったり、
一緒に遊んだり、
元気な子どもだった。

学校が終わると通学路を外れてあぜ道を歩き、道草食って歩く毎日。
友達と遊ぶ約束なんかもして、
小学生時代はとても楽しい毎日を送っていた。

そんな僕が当時思っていたこと。

それは・・・

「僕ってもしかして変わってる?」

子どもだから、あぜ道を歩いたり川や池に手を突っ込んでみたりするのは普通。
でも、真冬に氷の張った池に落ちたのは僕以外にはいない。

道草食って帰るのは意外と楽しいものだ。
でも、文字通り草を食べて歩いてたのは僕くらい。
(ちなみに僕のオススメは道端に生えてる朝顔の葉っぱ。
スカンポみたいに酸っぱいんだけど、渋みが少なくあっさりしてて食べやすい!)

今考えてもちょっと変わった子どもだったようだ。
昔からおかしなことばかりやってた。
たぶん、傍から見てたら面白い子どもだったと思う。

そして、僕は「変わってる」ことを誇りに思っていたのだ!!
(↑こう考えてる時点で変わった人間だということがよくわかるね、笑)

僕は昔から変わってることを誇りに思っていたし、
あえて、変わった行動をとってみたりもした。
どこにでもいる普通じゃなくて、
オンリーワンになりたかったのかもしれない。

そんなちょっぴり変わった僕が、
小学生の頃から思い描いていた夢は「お金持ち」
小さいころからお金がたくさんある生活に憧れていた。
やっぱりお金持ちって羨ましいし、自分もそうなりたいと思ってた。

将来はどんな大人になりたいか?

そんなことろくに考えたこともなかったけれど、
まぁ、なるようになるだろう。
幸い、勉強は苦手じゃなかったしね!
もしかしたら、本当にお金持ちになったりして!!

あぁ~、なんて未来は明るいんだ!!!

でも、まさか、この後人生が転落しようとは……

孤独の高校生活は人生を狂わせる。
「ひとりぼっちは辛いので学校には行きません。」

ひとりぼっちは辛い

中学を卒業してから人の目が気になるようになった。
極度の人見知りになってしまったのだ。

人の目ばかりが気になるものだから、
キラキラ輝く夢の高校デビューは失敗に終わった。

友達は一人もできず、ひとりぼっちになった……

体育の授業で、
「2人1組で組んで~」なんて言われたら、これほど辛いものはない。

一番嫌だったのがお昼。
みんな好き勝手に集まってワイワイおしゃべりしながらお弁当食べてるのに、
僕は一人で机に座り、黙って食べる。
それが本当に嫌だった。

一緒につるむ友達はおろか、一言も声を発さずに帰る日もあります。
本当にぼっち(ひとりぼっち)って辛いのだ。

毎日学校に行く足取りは重く、「早く終われ、早く終われ」と祈り続ける授業時間。
しかし無慈悲な時計は1秒1秒ゆっくりと、丁寧に時を刻んでいく。

ぼっちがどれほど辛いか、
それは、本当にぼっちだった人にしか分からないだろう。

ひとりぼっちの何が辛いか?

それは一人でいることではない。

ある集団の中で孤立しているのが辛いのだ。

東京とかで一人でいてもなんてことはない。
しかし学校というくくりの中で一人孤立しているのはいたく辛いのだ。

学校から逃げ出した朝、僕は神社に隠れていた。

高校3年の夏、とうとう限界がやってきた。
学校にいると気分が悪くなり、腹痛におそわれ、
さらに、自分なんかがここにいていいのか、
自分は存在しない方がいいんじゃないのかという強迫観念にさいなまれた。

ある朝、僕は学校へ行くふりをして神社へ逃げた。
人も寄り付かない古い神社で、一人隠れていた。

母から電話がかかってきた。

今までこんなことをしたことがなかったから、
母は優しく僕の話を聞いてくれた。

「もう辛い。」
「学校に行きたくない。」

ひたすらそれだけを訴えた。

その日から僕は学校を休んだ。

一日中家に引きこもっていた。

何をするでもなく、ただ一日が過ぎるのを待つばかり。

お風呂に入っている時は、ゆっくり考えることができた。

自分は存在してもいい人間なのかを。

答えは出ないまま、毎日が過ぎていった。

数日が過ぎたころ、担任の先生から連絡がきた。
「さすがにこれでは卒業させてあげられないから、学校に来てほしい」
「保健室登校でもいい、半日で帰ってもいいから、来てほしい」と。

学校に行くのは気が重いけど、せっかく3年まできたのだ。

親のためにも卒業くらいはしたい。

みんなより少し遅く登校し、みんなが授業を受けている間に帰った。

誰とも会わないから少しは気が楽だった。

1週間のうち、数日学校へ行き、半日も経たないうちに帰る。

そんな日々が続き、なんとか卒業はさせてもらえた。

やっと学校から解放された。

これからは、僕のことを知ってる人が一人もいないところに行こう。

東京の通信制大学に通いながら、都会で暮らそう。

これからは、過去を引きずらず新しい自分になろう。

長く、辛い学校生活がやっと幕を下ろした。

新しい生活の心地よさに酔い、彼はニートとなる

悪夢からの解放とニート生活

大学は学費面や働きながらでもできるという理由から通信制を選択。
埼玉の親戚にお世話になりながら、バイトをすることにした。
(ちなみに、親戚の家はマンションです。バルコニー付き。)

1日3時間、週3日の早朝コンビニバイト。
もともと体力のない僕にとって3時間立ちっぱなしというのはなかなか堪える。

普通の人からしたらなんとも甘っちょろいバイトだが、
今までふさぎ込んでいた僕にしてはがんばった方である。
心もだいぶ落ち着き、笑顔で接客もできるようになった。

明るい新生活のはじまり。

そう予感していたが……

大学の勉強なんてこれっぽっちもしなかった(笑)

取った単位数はたったの「1」。
(単位とれた科目じゃなくて、取得した単位数が1。
ちなみに、もらった教材には一通り目は通しましたよ。
その中で面白そうな講義を1度受けたきり)

通信制なんて、よほど目的がはっきりしてないと卒業できない。
ほとんどの人が中退する理由を身をもって知った。

かくして、明るい新生活ではなく、
しょうもないニート生活が始まったのである。

朝起きて、バイト行って、3時間で帰ってきて、
パソコンに座ってYouTube見て、
おなかがすいたらお昼食べて、
眠くなったら昼寝して、
夕方に起きたらシャワーを浴びて、
夕飯食べて寝る。

なんと素晴らしい!

これが自由か!!(←とんでも勘違い)

当時の僕は、
“しょうもないニート生活”“自由で豊かな生活”だと勘違いしていた。

そんな生活が続いたある日、
とうとう気づいてしまった……!

おじさんは教師。
おばさんは旅行会社でバリバリ働いて、
一つ上のいとこは大学生でありながら僕以上にバイトもこなしている。

いつも、昼間は僕一人が家にいる。

一日中ネットサーフィンしたり、YouTube見たり、ソファで寝たり……

ある日、マンションから外を眺めて思った。

「あれ?俺、何やってんだろう??」

バイト週3日こなしていたが、それ以外は完全ニート。
働きもしない、勉強もしない、自堕落な生活。
昼間はみんな働いたり、大学に行ってる。
何もしてない僕だけが家に残ってる。

それを考えたら、なんだか肩身が狭くなってきた。

勉強しながらバイトもすると言って下宿させてもらってるのに、
これじゃあ、ただのゴミニートだ。
これはまずい。

高校時代の鬱ニートからただのニートになってしまった。

この生活も悪くはないが、
さすがにこのままじゃ僕の人生ヤバいので、
実家のある田舎へ帰って働くことにした。

さすがに、ニートのまま帰るのも気が引けたので車の免許を取得した。
田舎で暮らすなら車は必要だしね。
最寄りのコンビニだって徒歩30分、スーパーは車で20分かかるのだ。
車がなければ仕事にも行けないし、買い物もできない。

運転のセンスはあったようで、学科も実技もスルスルとクリア!

意気昂然と実家へ帰った。

仕事を転々としながら、僕は様々な経験をした。

長野に帰ってきた。
埼玉で得たものは、自動車免許とバイトで培ったコミュニケーション能力。
もう、ふさぎ込んでいた過去の自分とは違う。

仕事は市役所に決まった。

臨時職員だけどね。
まぁ、1年くらいニートだった僕にはこれくらいがちょうどいいのかな?
給料少ないけど勤務日数もそんなに多くないから、まぁ良し!
社会に慣れる練習とでも思っておけばいいかな。

それから、僕は正社員にはならずに様々なバイトを経験した。

正社員にならなかった理由は束縛されたくないから。
それと、どうしてもやりたいことが見つかったから。

そのための時間確保とか自由がきくという観点から僕はアルバイターになった。

いろんな経験をした。

泣くくらい辛いこともあれば、
吐くほど拒絶したいこともあった。

そんな中で、僕は一歩一歩目標に近づいていくのだった。

【第2話】泣いて吐くほど辛い経験が僕を成長させた

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