【第2話】泣いて吐くほど辛い経験が僕を成長させた

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【番外編】就職という道を捨てた人間の末路。僕はここから始まった。

その日、

僕は泣いて吐いた

こんなに辛い思いをするくらいなら、

いっそ……

辛すぎて、泣いて吐いた

高校時代は確かに辛いものだった。
でも、それ以上に泣いて吐くほど辛い経験もした。
そして、僕は成長した。

僕の住んでいるところはド田舎。
給料は本当に安い。
バイトの時給が900円なんていったら高い方だ。

それに惹かれて選んだのは運送会社の事務。

従業員は事務もドライバーも、
みんなとても優しく穏やかで、素敵な職場だ。

しかしその中でただ一人、
僕と合わない人がいようとは……

いかにも「古株」という方が一人いた。

当然、その人から仕事を教わることもある。

3日くらい経ったころ、あることに気づいた。
僕に対する態度だけ、ほかの人と違うのだ。

どうやら僕にだけキツく当たっているようだ。
他の人たちとは普通に話しているのに、
僕の時だけ声のトーンも口調も違う。

「何か悪いことしたかなぁ」とか、
「至らないところでもあったかなぁ」って考えたけど、思いつかず。

僕は仕事に対して真面目に取り組んでいたし、
その人と必要以上に会話することもないので、
本当に思い当たる節がないのだ。

僕にだけ態度が違うということは僕に原因があるのではないかと考えた。
何がいけなかったのか、原因を分析したり、
僕の方から接する態度を変えてみたり、
ひたすら試行錯誤した。

毎日のように悩んだ。

ただひたすらキツイ態度で接してくるのを耐えた。

毎日怖かった。

「今日は何を言われるのだろう。」

そんなことばかり考える毎日。

会社では先輩たちはみんな優しく接してくれる。
普通に楽しい職場のはず。

なのに、いつも頭にあるのは「古株」。

職場でも家でも考えるのはそのことばかり。

それが知らず知らずのうちにストレスとなっていき、
とうとう食べ物が喉を通らなくなってしまった。

ある日、いつものようにパソコンで仕事をしていると、
急に目頭が熱くなった。

「あれ?なんだろう?」

次の瞬間、目には涙があふれていた。

さすがに仕事中に泣くわけにはいかず、必死に耐えた。

こんなことは初めてだった。

家に帰ってシャワーを浴びていると、また涙があふれてきた。
声を出さずに泣いた。

それからというもの、
毎日のようにお風呂場で泣いた。
ただひっそりと声を上げずに。

そんな日々が続いた。

ある朝のことだ。
仕事へ行く準備をしていると涙があふれた。
それと同時に吐き気が僕を襲った。

泣きながら吐いた。

「吐く」と言っても、
そもそもろくに物を食べてないので吐くものなど何もないのだが。

胃液だけが腹から上がってくる。

しばらくしたら落ち着いた。

翌朝もまた同じように吐いた。
その翌朝も……

夕食を食べた後も吐いた。

食べ物を受け付けないようだ。

泣いて吐きを繰り返した数日。

とうとう体が動かなくなった。

いつも通り出勤の準備をするが、
なかなか思うように体が動かない。

「早くしないと会社に遅れちゃう……」

焦りとは裏腹に体は言うことを聞かない。

また涙があふれた。

いつもは声を出さずに泣き、
しばらくしたら落ち着いてくる。

でもあの朝は違った。

嗚咽を漏らし、
落ち着くどころかいろんな感情が次々に込み上げてくる。

涙も感情も押さえられないまま、
ひたすら泣き続けた。

何も考えられないまま、
座り込んで泣き続けた。

どれくらい時間が経っただろうか。
ようやく落ち着きを取り戻し、
冷静に時計を見る。

どう考えても始業に間に合わない。

その日は休んだ。

そして、退職を決意した。

辛い経験に感謝し、それを糧に飛躍する
泣いて吐くほど辛い体験ができて嬉しい!

あれからすぐに退職し、
しばらくは体調を戻しつつ次の仕事を探した。

声をあげて泣いたのは何年ぶりだろうか。

本当に苦しい時って、思考能力が著しく低下する。
ゆえに、誰かに相談することも対策を考えることもできない。

ただ毎日を過ごすだけで頭がいっぱいなのだ。

これほど辛い経験をしたのは初めてだ。

しかし、僕はこれに感謝している。

20代という若いうちからこんな経験ができて本当に感謝している。

この経験を通して、
人間関係に対する考え方が変わった。

それに、生きていればこういった経験は誰もがするだろう。
そんな経験にこんなに早く出会えてうれしかった。

自分の人生を変えるには、
自分の考え方を変えなければならない。

社会や環境、周りの人たちが変わることを願っても、
それは叶わない。

自分の人生をよりよく変えていくなら、
まずは自分が変わらなければならない。

そして、思考が変われば行動が変わり、
人生が変わってゆく。

僕は自分の思考が変わっていくことこそ、
本当にうれしい成長だと思っている。

この経験で大きく考え方が変わった。
つまり、また一つ成長できたということだ。

成長とは飽きないもの。
そして嬉しいもの。

それを与えてくれたこの経験に感謝を!!

僕はこんな辛い思いをするキッカケとなった「古株」のことを、
恨むことはないし、憎むこともない。

今よりずっと未熟だった高校生のころなら、
間違いなく恨みつらみを述べ続け、
ひたすら悪い感情ばかりまき散らしていたことだろう。

まぁ、さすがに僕も大人なのでそんなアホなことはしませんよ。
いつまでも子供みたいなことやってられないです。

それどころか僕は感謝している。
こんな素敵な経験をさせてくれて「ありがとう」と言いたい。

そのくらい僕にとって大きな経験となった。

そして、この辛い経験が糧となり僕はまた成長する。

【第3話】ニートが100万ぶっこんだら起業してしまった話

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